Fetishism Time

HADESです。
「淫魔(サキュバス)」シリーズをお贈りしている途中ですが、ちょいとカットインさせていただいて昔話をさせていただきます。

※画像はイメージです。モデルさんと話の中の人物とは別人です。



仁絵（仮名）はちょっとSMに興味がある普通の主婦でした。

しかし、私と出会って牝奴隷となる快楽を知ってしまいました。
それまで妄想でしか知り得なかった性技を知り仁絵は取り憑かれたかのように夢中なりました。



真摯に従う仁絵に私も夢中になりました。

しかし、お互い既婚の身であるが故にいつかはこの関係に終止符を打たなければならない日がやってくることは覚悟しておかなければなりませんでした。



しかしそれは、分かっていても考えたくないことでした。
できることなら永遠にこの関係が続かないかと、叶わぬ夢を見てしまい逢瀬の別れ際にいつも泣かれ困っていました。



そしてその時はやがてやってきました。

付き合い始めには見えてなかった相手の色々な部分が見えてきて、いつしか摩擦がおこるようになりました。
その度々に修正していましたが、修正が不可能というところまでやってきました。



今、考えるとどちらが悪いということでなくお互いの価値観の違いから生じたことでした。
これ以上続けると相手のことを、嫌いになりそれまでを全て否定することにもなりませんでした。

最後は会わないことにしました。
メールでお互いに思いの丈を送りあってその関係を終わりにしました。
電話番号もメールのアドレスも削除してしまい、今どうしてるのか知る手段もありません。


それから数年たった今…
色々と思うことはありますが、楽しかった思い出が多く頭をよぎります。
だから彼女に、出会ったことに感謝しています。

ありがとう仁美って。


※今回の唐突なお話ですが、思い当たる節がある方もいると思います。そんな方に読んでもらえると幸いなのですけどね。

HADES